
デザインとは、
複合的で豊かな感覚体験を、暮らしの中に創造すること。
―阿部雅世






BIOGRAPHY|略歴
阿部雅世 | Masayo Ave
MasayoAve creation|SXD.Lab(感覚体験デザイン研究所)代表
1962年東京生まれ。法政大学工学部建築学科卒。イタリア・ドムスアカデミー工業デザイン科マスター修了。以降欧州を拠点に、30年以上、感覚体験をベースにした国際的なデザイン活動に従事。ICFFエディターズアワード2001、Architecture & Wohnen Mentor Award 2006 他、建築、デザイン、素材研究、デザイン教育などの幅広い分野で国際デザイン賞を受賞。
2000年よりは、デザイン活動と並行して、感覚体験を軸にした分野横断型の新しいデザイン教育プログラムの開発に着手。ベルリン芸術大学、エストニア国立芸術大学、ベルリンヴァイセンゼー芸術大学、ベルリン国際応用科学大学で教授職を歴任し、現在、リュブリアナ大学デザイン学部客員教授。日本においては、2009年より法政大学デザイン工学部建築学科で兼任講師を務めるほか、2022年より金沢美術工芸大学客員教授に就任。世界各地の大学で、感覚体験デザインのマスタークラスを展開するほか、プロや教員のためのマスタークラス、子どもや青少年のためのデザインワークショップを、各地のデザインセンターやデザイン美術館と協力して、積極的に行っている。
2004年より、国際デザイン賞 Red dot design award (ドイツ)他, Design Education Awards(ポーランド), D&AD Awards (イギリス)審査員。
著書に、原研哉との対談集「なぜデザインなのか。」、「見えないものを知覚するーこれからの生活哲学」(平凡社)。訳書にブルーノ・ムナーリの著書「ムナーリのことば」「正方形」「円形」「三角形」(平凡社)、「空想旅行」「点と線のひみつ」(トランスビュー)、オスカー・ニーマイヤー最後の著書「ニーマイヤー104歳の最終講義」(平凡社)がある。
2019年4月より、音声メディアVoicyで「百科的デザイン教養講座」を配信中。ベルリン在住。